四日市中央工、準々決勝へ

土壇場で追いつきPK制す

PK戦で勝ち、喜ぶ四中工イレブン

 全国高校サッカー選手権大会(読売新聞社など後援)の3回戦8試合が行われた3日、
四日市中央工は千葉県市原市の市原臨海競技場で立命館宇治(京都)と対戦。
1―1からのPK戦を4―2で制し、準々決勝進出を決めた。

 四日市中央工は、序盤から浅野、田村翔の2年生FWコンビがスピードを生かしたドリブルで相手守備陣を翻弄(ほんろう)
終始攻めの姿勢で前半を折り返した。だが、45分、自陣ゴール前の混戦から先制点を奪われると、
守勢に回り、そのまま終了かと思われたロスタイム。
左CKからのこぼれ球を走り込んだ浅野が右足で押し込み、土壇場でゲームを振り出しに。
PK戦では、1年生守護神の中村が2連続セーブの大活躍で勝利に貢献した。

 浅野は「終了間際にCKの好機をつかんだ事がすべて。それをできるのがこのチームの力」と興奮さめやらぬ様子だった。

(2012年1月4日  読売新聞)