2003/10/20
   日本代表U-16でフランスへ / 四中工サッカー部の中川と坂井

【フランスでの健闘を誓う四中工サッカー部の坂井将吾(左)と中川裕平=四日市市菅原町で】

 サッカーのU―16(16歳以下)日本代表フランス遠征(10月24日―11月3日)に、四日市中央工業高校サッカー部からDF中川裕平(16)=四日市市笹川=、MF坂井将吾(15)=津市片田新町=の2人が参加する。ともに1年生。これまでも、さまざまな年代の日本代表を輩出してきた同校サッカー部だが、同じ国際大会に、複数の選手を送り出すのは初めてという。

 中川は8月の豊田国際ユースU―17大会、国際TOTOユースカップ(オーストリア遠征)に続く3回目の代表入り。オーストリア遠征では、ドイツ戦でフル出場を果たした。西笹川中出身で、四中工では左サイドバックのレギュラーを務めている。得点に絡む積極性が持ち味で、1対1のプレーに加え、ヘディングにも強い。フランス遠征でも「(ヘディングで)1点は取りたい」と意気込んでいる。

 今回初めて代表入りした坂井は西郊中出身。四中工では右のサイドアタッカーとして活躍が期待されている。スピード豊かなドリブルが武器で、樋口士郎監督も「突破力に関しては日本トップクラス」と期待をかける。技術面ではまだ粗削りな点が多いというが、「攻撃には自信がある。自分のドリブルで相手DFを突破してみたい」と前向きだ。

 2人は24日にスタッフらと合流。25日に日本を出発し、フランスである国際トーナメントU―172003で米国、フランス、ポーランドの各国代表と対戦する予定。

 いずれは日本フル代表になりたいという2人。「頑張って結果を残したい」(坂井)、「自分のいいところを出して、世界でも通用するようになりたい」(中川)と、大舞台での猛アピールを誓っている。